お茶で綴る春夏秋冬
お茶は四季折々の風情、移り変わりを楽しむもの。
春・夏・秋・冬それぞれの季節の趣を自宅稽古の風景から気軽に楽しめる飲み物としてのお茶までご紹介しています。
春
立春を迎えると、暦の上では春。
梅やマンサクの花が一番に咲き始め、光の変化が感じられます。
待ちに待った春の息吹を一服の茶とともに愛でます。
夏
二十四節気大暑の頃、太陽の光を浴びた草花は緑濃く鮮やかに。
打ち水で少し暑さを和らげたり、冷抹茶で夏の風情を楽しむのも一興です。
秋
秋分を過ぎ日に日に秋の気配が増してきます。
春から夏にかけて外で活動していた虫たちも寒さの到来を察知して冬ごもりの支度を始めます。
諸行無常、去り行く季節に名残の茶を楽しんでみてはいかがでしょう。
冬
小雪の次候に変わり、冷たい北風が木の葉を散らします。
遠くに見える山々はやがて雪化粧。寒さ厳しい冬の到来です。
年の瀬に味わう静かな茶で一年を振り返ってみましょう。